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病害虫に対して抵抗性や耐性は確認されていますか?
今までサフオイル乳剤に対する病害虫の抵抗性や耐性は確認されていません。本剤は物理的に作用する剤なので、抵抗性が発達するおそれはほとんどないと思われます。
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どうしてハダニ類の卵に効果があるのですか?
https://www.oat-agrio.co.jp/oat_suff/efficacy/#itm3
卵殻に付着したサフオイル乳剤が孵化直前の卵内に浸入し、孵化直前の幼虫が示す回転運動を阻害することによって、幼虫は孵化できずに卵内で死に至ることがわかっています。 -
どうしてコナジラミ類の卵にも効果があるのですか?
https://www.oat-agrio.co.jp/oat_suff/efficacy/#itm4
卵殻に付着したサフオイル乳剤が孵化行動(特に尾端の脱出)を阻害することによって、幼虫は孵化できずに力尽きて死に至ることがわかっています。 -
どうしてハダニ類に対して残効性があるのですか?
https://www.oat-agrio.co.jp/oat_suff/efficacy/#itm4サフオイル乳剤処理区では後から飛び込んできたハダニに対しても、食害を抑制し 、産卵を抑制することが分かりました。このことにより、サフオイル乳剤がかかったハダニだけでなく、散布した後も効果が続きます。ただし、この効果は十分なものではないので連続での散布をお勧めします。
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コナジラミ類が媒介する植物ウイルス病にも効果があるのですか?
サフオイル乳剤がウイルスの感染を抑制することはありません。ただ、サフオイル乳剤を処理した植物にはコナジラミ類成虫がつきにくくなる忌避効果がありますので、コナジラミ類が媒介するトマト黄化葉巻病の発病株率が低いということが分かっています。
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展着剤は加えたほうがいいですか?
濡れ性の良い展着剤の加用をお勧めしています。ただし、展着剤の種類によっては薬害を助長する場合がありますので、事前に薬害の有無をご確認ください。
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他の農薬との混用は可能ですか?
可能です。ただ、混用により成分の凝集や作物への薬害のおそれがある剤もありますので、販売店や指導機関にご確認の上使用してください。
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散布液の調整後時間がたっても散布できますか?
調整後時間がたつと植物油成分が分離しやすいことが分かっています。調整後は速やかに散布するようにしてください。
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朝と夕方どちらに散布した方がいいですか?
なるべく早い時間帯に散布頂き、天窓を開ける、循環扇を回すなどして、できるかぎり早く乾かすようにしてください。日が落ちる直前など、散布後すぐに乾きづらい条件は薬害が出る場合があります。