養液土耕専用肥料

特長

養液土耕栽培専用肥料

  • 1液中に窒素・リン酸・カリウムのほか、カルシウム・マグネシウムに加え、微量要素を含みます。
  • 窒素のおおよそ半量が硝酸態窒素です。
  • 作物種・生育ステージに合わせて必要なバランスの肥料を選択できます。
  • 養液土耕1号
    10kg ポリ袋入
  • 養液土耕2号
    10kg ポリ袋入
  • 養液土耕3号
    10kg ポリ袋入
  • 養液土耕5号
    10kg ポリ袋入
  • 養液土耕6号
    10kg ポリ袋入
  • 養液土耕硬水用
    10kg ポリ袋入
製品名 保証成分(%) 配合成分(%)
窒素全量(AN/NN) 水溶性
りん酸
水溶性
加里
<溶性
苦土
水溶性
マンガン
水溶性
ほう素
カルシウム
Ca
カルシウム
(CaO)
養液土耕1号 15.0(−/8.5) 8.0 17.0 1.0 0.10 0.10 0.20 4.55 (6.0)
養液土耕2号 14.0(−/8.6) 8.0 25.0 1.0 0.10 0.10 0.20 2.93 (4.0)
養液土耕3号 15.0(1.6/6.5) 15.0 15.0 1.0 0.10 0.10 0.20 3.64 (5.0)
養液土耕5号 12.0(1.6/6.2) 20.0 20.0 1.0 0.10 0.10 0.20 2.25 (3.1)
養液土耕6号 14.0(−/7.3) 12.0 20.0 1.0 0.10 0.10 0.20 3.64 (5.1)
養液土耕硬水用 18.0(−/7.2) 9.0 20.0 1.0 0.10 0.10 0.20 1.00 (1.3)

使用方法

原液タンクに水と養液土耕肥料を入れて、かくはん機で完全溶解させます。
1袋を50Lに溶解した場合は5倍液、100Lに溶解した場合は10倍液といいます(TT液肥混入機に肥料原液濃度を設定する画面があります)。

栽培事例

茨城県での事例(キュウリ)

施肥潅水マニュアル案

生育
ステージ
月 日 期間中

日数
肥料名 肥料の
混入倍率
(倍)
1日の潅液量 1日の投入
窒素量
Kg/10a
期間中の施肥量 合計肥料
使用量
Kg/10a
Kg/10a
分/回 回数 L/10a
窒素 りん酸 加里 苦土 石灰
定植前
定植
11月8日〜11月9日 2 10分 2 2000
11月10日〜11月19日 10 養液土耕1号 1500 5分 2 1000 0.10 1.0 0.5 1.1 0.07 0.43 6.7
11月20日〜12月15日 26 養液土耕1号 1000 5分 1 500 0.08 2.0 1.0 2.2 0.13 0.83 13.0
12月16日〜12月31日 16 養液土耕1号 750 5分 1 500 0.10 1.6 0.9 1.8 0.11 0.68 10.7
1月1日〜2月15日 46 養液土耕1号 750 5分 1 500 0.10 4.6 2.5 5.2 0.31 0.96 30.7
2月16日〜3月19日 32 養液土耕1号 1000 5分 2 1000 0.15 4.8 2.6 5.4 0.32 2.05 32.0
3月20日〜4月19日 31 養液土耕1号 1000 5分 2 1000 0.15 4.7 2.5 5.3 0.31 1.98 31.0
4月20日〜5月9日 30 養液土耕1号 1500 5分 3 1500 0.15 4.5 2.4 5.1 0.30 1.92 30.0
5月10日〜6月19日 40 養液土耕1号 2000 5分 4 2000 0.15 6.0 3.2 6.8 0.40 2.56 40.0
合計 29.1 15.5 33.0 1.9 12.4 194.0

養液土耕1号 10アールあたり 20袋使用
元肥:10アールあたり 窒素成分で18kg

栽培期間中は、ミズトールとpFメーターを使用して、肥料濃度・土壌水分を確認します。

土壌溶液採集器具:ミズトール
土壌水分の測定:pFメーター

給液設定の調整
土壌溶液ECが高い場合は、給液設定濃度を低くします。逆に低い場合は、設定濃度を高くします。

給液管理方法

促成・越冬栽培 抑制栽培 備考
目標値 目標値
土壌溶液EC 1.5以下 2.0 2.5以上 1.5以下 1.5〜2.0 2.0以上
給液培養液濃度 500倍 750倍〜1000倍 1250倍 750倍 1000倍〜1250倍 1500倍
使用肥料 養液土耕1号養液土耕5号 養液土耕1号養液土耕5号 ←通常管理
←土壌溶液がN過多の場合
給液時間 5分 1〜3回 5分 2〜7回 pF計の数値にて管理
目標1.8〜2.0
1日株あたり給液量 350cc〜1000cc 700cc〜2500cc