製品案内

OATオリゼメートオンコル粒剤

殺虫殺菌剤
登録番号 第 23606 号

OATオリゼメートオンコル粒剤

(ベンフラカルブ・プロベナゾール粒剤)

有効成分 ベンフラカルブ 5.0%
プロベナゾール 3.2%
性  状 類白色細粒
毒  性 普通物
有効年限 5 年
包  装
(1ケース)
1kg×20袋
化管法 ベンフラカルブ(1種) 5.0%
プロベナゾール(1種) 3.2%

特長

  • いもち病およびイネミズゾウムシ・イネドロオイムシ等の水稲初期病害虫を育苗箱処理で同時に防除できるので、本田初期散布を省くことが可能です。
  • 育苗箱処理のため薬剤が少量ですむので、防除コストが低減できます。
  • 育苗箱処理ですから、防除が確実にでき手遅れになることはありません。

適用病害虫と使用方法

作物名 適用病害虫名 使用量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 ベンフラカルブを含む
農薬の総使用回数
プロベナゾールを含む農薬の総使用回数

(箱育苗)
イネミズゾウムシ
ヒメトビウンカ
セジロウンカ
ツマグロヨコバイ
イネドロオイムシ
いもち病
育苗箱
(30×60×3cm、
使用土壌約5ℓ)
1箱当り50~70g
移植3日前〜移植当日 1回 育苗箱の苗の上から
均一に散布する。
1回 2回以内
(移植時までの処理は1回以内)
高密度には種する場合は
1〜1.4kg/10a
(育苗箱
(30×60×3cm、使用土壌約5L)
1箱当り50〜140g)
移植当日
イネシンガレセンチュウ 育苗箱
(30×60×3cm、
使用土壌約5ℓ)
1箱当り60g
移植3日前〜移植当日
高密度には種する場合は1.2kg/10a
(育苗箱
(30×60×3cm、使用土壌約5L)
1箱当り60〜120g)
移植当日

使用上の注意

  • 本剤を使用した場合には、カルボスルファンを含む剤は使用しないでください。
  • 使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
  • 育苗箱の上から均一に散布し、茎葉に付着した薬剤を払い落し、培土に定着させるために軽く散水して田植え機にかけて移植してください。
  • 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当りに乾籾として200から300g程度を高密度には種する場合は、10a当りの育苗箱数に応じて、本剤の使用量が1から1.4kg/10aまでとなるよう、育苗箱1箱当りの薬量を50から140gまでの範囲で調整してください。
  • 苗の葉がぬれていると薬剤が付着して薬害を生じる場合もあるので、散布直前の潅水はさけてください。
  • 軟弱徒長苗、ムレ苗、移植適期を過ぎた苗などには薬害を生じるおそれがあるので必ず健苗を用いてください。
  • 本田の整地が不均整な場合は薬害を生じやすいので、代かきはていねいに行い、移植後田面が露出したりしないように注意してください。
  • 移植後は湛水状態(湛水深3~5cm)を保ち、稲苗が活着するまで田面が露出しないよう水管理に注意してください。また、深植にならないように注意してください。
  • 本田が砂質土壌の水田や漏水田、未熟有機物多用田の場合には使用をさけてください。
  • 本田への移植後低温が続き、苗の活着遅延が予測される場合は使用をさけてください。また、移植後極端な高温が続くと予測される場合も使用をさけてください。
  • 使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
  • 誤食などのないよう注意してください。
    誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。
    使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
  • ベンフラカルブによる中毒に対しては、動物実験で硫酸アトロピン製剤の投与が有効であると報告されています。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用してください。
    作業後は直ちに身体を洗い流し、うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触をさけてください。
  • 夏期高温時の使用をさけてください。
  • 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、本剤を使用した苗を養魚田に移植しないでください。
  • 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意してください。
  • 散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

貯蔵上の注意

直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥し子供の手の届かない場所に密封して保管してください。