製品案内
ハチハチフロアブル
有効成分 | トルフェンピラド 15.0% |
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性 状 | 類白色水和性粘稠懸濁液体 |
毒 性 | 劇物 |
有効年限 | 3 年 |
包 装 (1ケース) |
500mℓ×20本 |
化管法 | トルフェンピラド(1種) 15.0% |
特長
- アブラムシの種類に関係なく、全てのアブラムシに優れた効果を示します。
- 近年発生増加傾向にあるなしのニセナシサビダニ、かんきつのミカンサビダニ、チャノホコリダニ、もものモモサビダニに対して卓効を示します。
- かんきつのチャノキイロアザミウマ、ミカンキイロアザミウマ及びネギアザミウマに優れた効果を示します。
- もものシンクイムシ類、モモハモグリガに対して優れた効果を示します。
- さやえんどう、実えんどうのナモグリバエに優れた効果を示します。
適用病害虫と使用方法
作物名 | 適用害虫名 | 希釈倍数 (倍) |
使用液量 | 使用時期 | 本剤の 使用回数 |
使用方法 | トルフェンピラド を含む農薬の 総使用回数 |
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なし | アブラムシ類 ニセナシサビダニ アザミウマ類 クワコナカイガラムシ チュウゴクナシキジラミ |
2000 | 200~700ℓ/10a | 収穫30日前まで | 1回 | 散布 | 1回 |
なし (苗木) |
アブラムシ類 ニセナシサビダニ アザミウマ類 チュウゴクナシキジラミ |
2000 | 100~700ℓ/10a | 育苗期 | 2回以内 | 2回以内 | |
かんきつ | サビダニ類 | 2000~3000 | 200~700ℓ/10a | 収穫前日まで | |||
アブラムシ類 チャノホコリダニ カネタタキ |
2000 | ||||||
アザミウマ類 | 1000~2000 | ||||||
ゴマダラカミキリ コナカイガラムシ類 コナジラミ類 ミカンキジラミ ヨモギエダシャク ヨコバイ類 ミカンバエ成虫 ナメクジ類 |
1000 | ||||||
すもも | アブラムシ類 | 2000 | 収穫14日前まで | ||||
もも ネクタリン |
シンクイムシ類 | 1000~2000 | 収穫前日まで | ||||
クビアカツヤカミキリ | 成虫発生期但し、収穫前日まで | ||||||
アブラムシ類 モモハモグリガ モモサビダニ |
2000 | 収穫前日まで | |||||
アザミウマ類 | 1000 | ||||||
さやえんどう 実えんどう |
ナモグリバエ | 1000~2000 | 100~300ℓ/10a | ||||
うどんこ病 | 1000 | ||||||
キャベツ | コナガ アオムシ アブラムシ類 ハイマダラノメイガ アザミウマ類 |
収穫14日前まで | |||||
はくさい | コナガ アオムシ ハイマダラノメイガ キスジノミハムシ ダイコンハムシ ナメクジ類 |
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アブラムシ類 | 1000~2000 | ||||||
レタス | アブラムシ類 ナモグリバエ |
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ヒメフタテンヨコバイ ナメクジ類 |
1000 | ||||||
非結球レタス | アブラムシ類 ナモグリバエ |
2000 | 1回 | 1回 | |||
セルリー | アブラムシ類 ナモグリバエ |
収穫30日前まで | 2回以内 | 2回以内 | |||
カリフラワー | コナガ アブラムシ類 |
1000 | 収穫3日前 まで |
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いちご | アブラムシ類 アザミウマ類 カキノヒメヨコバイ チャノホコリダニ うどんこ病 クロバネキノコバエ類 |
1000 | 1番花の 開花まで |
1回 | 1回 | ||
すいか | アザミウマ類 うどんこ病 |
収穫前日 まで |
2回以内 | 2回以内 | |||
アブラムシ類 | 1000~2000 | ||||||
アスパラガス | ネギアザミウマ アブラムシ類 コナジラミ類 ジュウシホシクビナガハムシ ツマグロアオカスミカメ |
1000 | 100~800ℓ/10a | ||||
しょくようほおずき | コナジラミ類 | 2000 | 100~800ℓ/10a | ||||
茶 | チャノキイロアザミウマ チャノミドリヒメヨコバイ チャノホコリダニ チャノナガサビダニ |
1000~1500 | 200~400ℓ/10a | 摘採14日前まで | 1回 | 1回 | |
マダラカサハラハムシ チャトゲコナジラミ |
1000 | ||||||
花き類・ 観葉植物 |
アザミウマ類 | 100~300ℓ/10a | 発生初期 | 4回以内 | 4回以内 | ||
チューリップ | アブラムシ類 | 1000~2000倍 | 300ℓ/10a | 3回以内 | |||
チューリップサビダニ | 500 | - | 掘取後 ~植付前 |
1回 | 15分間 球根浸漬 |
上手な使い方
- アブラムシ類、アザミウマ類、ニセナシサビダニ、ミカンサビダニ及びチャノホコリダニは密度の増加が速いので、発生初期に散布すると効果的です。
- 浸透性がない薬剤ですので、散布ムラのないように散布してください。
- アブラムシ類に対して、即効的に効果を発現しますが、虫が作物体上にしがみついて残る場合があります。数日後に効果確認を行なってください。
- サビダニ類に対して成虫および幼虫だけでなく、優れた殺卵効果があります。
- シンクイムシ類、モモハモグリガに対して殺卵作用がありますが、浸透移行性はないので発生が少ない時期に十分な散布液量で散布してください。
- お茶に使用する場合には、コテツフロアブルとの混用はさけ、近接散布する場合は少なくとも10日以上あけてください。
- しそ科植物(しそ、サルビア等)にかかると薬害を生じるおそれがあるので注意してください。
使用上の注意
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
- 使用前によく振ってから使用してください。
- 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせ調節してください。
- 植物体への浸透移行性がないので、かけ残しのないように葉の表裏に十分散布してください。
- ダニ類は繁殖が早く、密度が高くなると防除が困難になるので、発生初期に散布ムラのないようていねいに散布してください。
- クビアカツヤカミキリの防除に使用する場合、成虫に直接かかるように散布してください。
- レタス・非結球レタス、はくさい及びセルリーの幼苗期には薬害を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
- ばらには薬害を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
- 周辺作物(きゅうり、だいこん、かぶ、にがうりの幼苗期及びこまつな、チンゲンサイなどの軟弱野菜)にかかると薬害を生じるおそれがあるので、かからないよう十分注意して散布してください。
- カラー、花はすに使用する場合は、湛水状態で使用しないでください。また、使用後14日間は入水しないでください。
- 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
- ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意してください。
①ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにしてください。
②受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさけてください。
③関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂 が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に 係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。 - マルハナバチに対して影響があるので注意してください。
- 天敵昆虫に対して影響があるので注意してください。
- 使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
- 適用作物群に属する作物又はその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
- 医薬用外劇物。取扱いには十分注意してください。
誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けさせてください。使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当てを受けてください。 - 散布液調製時には保護眼鏡を着用してください。
- 散布の際は保護眼鏡、保護マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。
作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。 - 水産動植物(魚類)に強い影響を及ぼすおそれがあるので、河川、湖沼及び海域等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。養殖池周辺での使用はさけてください。
- 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
- 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきってください。
散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。 - 浸漬後の薬液は、河川等に流さず、水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
貯蔵上の注意
直射日光をさけ、食品と区別して、鍵のかかるなるべく低温で子供の手の届かない場所に密栓して保管してください。盗難、紛失の際には、警察に届け出てください。