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オリオン水和剤40

殺虫剤
登録番号 第 18504 号

オリオン水和剤40

(アラニカルブ水和剤)

有効成分 アラニカルブ 40.0%
性  状 類白色水和性粉末
毒  性 劇物
有効年限 3 年
包  装
(1ケース)
(100g×10袋)×4
500g×20袋
化管法 アラニカルブ(1種) 40.0%

特長

  • アブラムシ類、コナカイガラムシ類およびチョウ目害虫など広範囲の害虫に効果があります。
  • 合成ピレスロイド剤、有機りん剤抵抗性害虫にも高い効果があります。
  • 果樹および野菜の両作物に使用できるカーバメート系の殺虫剤です。

適用害虫と使用方法

作物名 適用害虫名 希釈倍数(倍) 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 アラニカルブを含む
農薬の総使用回数
かんきつ アブラムシ類
ミカンハモグリガ
カイガラムシ類
ケムシ類
アザミウマ類
ケシキスイ類
コアオハナムグリ
ゴマダラカミキリ
ハマキムシ類
アゲハ類
ヨモギエダシャク
カネタタキ
ミカンバエ成虫
クワノミハムシ
1000 200〜700ℓ/10a 収穫14日前まで 3回以内 散布 3回以内
りんご アブラムシ類
シンクイムシ類
キンモンホソガ
ギンモンハモグリガ
オオタバコガ
ハマキムシ類
カイガラムシ類
収穫前日まで 2回以内 2回以内
ケムシ類 1000~1500
なし アブラムシ類
シンクイムシ類
ハマキムシ類
ケムシ類
カイガラムシ類
1000 収穫3日前まで
もも クビアカツヤカミキリ 成虫発生期
但し、
収穫14日前まで
アブラムシ類
シンクイムシ類
モモハモグリガ
カイガラムシ類
ケムシ類
収穫14日前まで
ネクタリン 収穫21日前まで
クビアカツヤカミキリ 成虫発生期
但し、
収穫21日前まで
ぶどう アザミウマ類
チャノコカクモンハマキ
カイガラムシ類
ケムシ類
収穫45日前まで 1回 1回
かき アザミウマ類
イラガ類
カイガラムシ類
カキノヘタムシガ
ハスモンヨトウ
カキノヒメヨコバイ
ケムシ類
ハマキムシ類
収穫21日前まで
小粒核果類
(うめを除く)
アブラムシ類
ケムシ類
収穫7日前まで 3回以内 3回以内
クビアカツヤカミキリ 成虫発生期
但し、
収穫7日前まで
うめ アブラムシ類
ケムシ類
ノコメトガリキリガ
収穫7日前まで
クビアカツヤカミキリ 成虫発生期
但し、
収穫7日前まで
びわ アブラムシ類
ビワキジラミ
収穫7日前まで 5回以内 5回以内
ばれいしょ ワタアブラムシ 100〜300ℓ/10a 収穫前日まで
かんしょ イモコガ
ナカジロシタバ
ハスモンヨトウ
メロン アブラムシ類
ウリノメイガ
キャベツ アオムシ
ヨトウムシ
タマナギンウワバ
アブラムシ類
収穫7日前まで 4回以内 4回以内
てんさい ヨトウムシ
テンサイトビハムシ
1000~1500 収穫14日前まで 3回以内 3回以内
チャノコカクモンハマキ 750 200〜400ℓ/10a 収穫14日前まで
きく アブラムシ類
ハスモンヨトウ
オオタバコガ
1000 100〜300ℓ/10a 発生初期 5回以内 5回以内
さくら ケムシ類 200〜700ℓ/10a
クビアカツヤカミキリ 成虫発生期

上手な使い方

  • 所定量の水にうすめ、十分かき混ぜてから散布してください。
  • ぶどうの無袋栽培で使用する場合、果房に汚れが生じるので、果実肥大中期以降の散布はさけてください。

使用上の注意

  • 本剤を使用した場合には、メソミルを含む剤は使用しないでください。
  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
  • 水溶性内袋入り製剤を使用する場合は、次の事項に注意してください。
    ①内袋はぬれた手で触れないでください。
    ②外袋の開封後は一度に使いきってください。やむを得ず保管する場合でもできるだけ速やかに使いきってください。
    ③薬剤調整の際は容器内の水に内袋を開封せずそのまま投入し、よく撹拌してください。
  • 散布液調製後はそのまま放置せず、できるだけ速やかに散布してください。
  • 混用に問題のある薬剤があるので、別途提供されている技術情報も参考にして使用してください。
  • りんごに使用する場合、落果のおそれがあるので開花後 1ヶ月間は散布をさけてください。
  • ぶどうの無袋栽培で使用する場合、果房に汚れが生じるので、果実肥大中期以降の散布はさけてください。
  • 茶のチャノコカクモンハマキの防除に使用する場合、巻葉後の散布は効果が劣る場合があるので、発蛾最盛期に散布してください。
  • ミカンキイロアザミウマの防除に使用する場合、生息密度が高まると効果が劣るので、初発生を見たらただちに散布してください。なお、ミカンキイロアザミウマは繁殖が早いので、散布はかけ残しがないようていねいに行ってください。
  • クビアカツヤカミキリの防除に使用する場合、成虫に直接かかるように散布してください。
  • ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意してください。
    ①ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにしてください。
    ②受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさけてください。
    ③養蜂が行われている地区では周辺への飛散に注意する等、ミツバチの危害防止に努めてください。
    蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
  • 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせ、調節してください。
  • 使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
  • 適用作物群に属する作物又は新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
  • 医薬用外劇物。取扱いには十分注意してください。
    誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。
    使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
  • 本剤による中毒の治療法としては動物実験で硫酸アトロピン製剤の投与が有効であると報告されています。
  • 粉末は眼に対して強い刺激性があるので、散布液調製時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意してください。
    眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けてください。
  • 散布の際は防護マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。
    また散布液を吸い込んだり浴びたりしないよう注意し、作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
  • 街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
  • 水産動植物(魚類、甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
  • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきってください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

貯蔵上の注意

直射日光をさけ、食品と区別して、鍵のかかるなるべく低温で乾燥し子供の手の届かない場所に密封して保管してください。盗難・紛失の際は、警察に届けてください。