製品案内
トアロー水和剤CT
有効成分 | バチルス チューリンゲンシス菌の産生する結晶毒素 7.0% |
---|---|
性 状 | 淡褐色水和性粉末 |
毒 性 | 普通物 |
有効年限 | 5 年 |
包 装 (1ケース) |
(100g×25袋)×4箱 500g×20袋 |
特長
- チョウ目害虫の幼虫に対し、選択的に作用し安定した効果を発揮します。
- 合成ピレスロイド剤、有機リン剤等に抵抗性のコナガにも有効です。
- チョウ目以外の昆虫には影響はほとんどなく、開花時に使用してもマメコバチ、マルハナバチ、ミツバチなどの有用昆虫にも悪影響を与えないので、開花期の散布も可能です。
また、チリカブリダニ、クモ、寄生蜂などの天敵にも悪影響を与えません。 - 水産動植物及び鳥類に対して安全性の高い薬剤です。
- 薬臭・汚れがほとんどないことや環境に与える影響が少ないため、街路樹・公園などのアメリカシロヒトリなどの防除に好適です。
- 有機農産物の日本農林規格(有機JAS)に適合する農薬です。
適用害虫と使用方法
作物名 | 適用害虫名 | 希釈倍数(倍) | 使用液量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | BTを含む 農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
飼料用 とうもろこし |
アワノメイガ | 1000 | 100~300L/10a | 発生初期 但し収穫前日まで |
– | 散布 | – |
雑穀類 (ひえを除く) |
60~150L/10a | ||||||
ひえ | 500~1000 | ||||||
イネヨトウ | 1000 | ||||||
野菜類 (パセリ、えごま(葉)を除く) |
ヨトウムシ | 500~1000 | 100~300L/10a | ||||
アオムシ コナガ |
1000~2000 | ||||||
パセリ | |||||||
ハスモンヨトウ | 500 | ||||||
ヨトウムシ | 500~1000 | ||||||
えごま(葉) | |||||||
アオムシ コナガ |
1000~2000 | ||||||
ベニフキノメイガ | 1000 | ||||||
えごま(種子) | |||||||
果樹類 (りんごを除く) |
ハマキムシ類 | 500~1000 | 200~700L/10a | ||||
りんご | |||||||
ヒメシロモンドクガ | |||||||
茶 | チャノコカクモンハマキ ヨモギエダシャク |
200~400L/10a | 発生初期 但し 摘採7日前まで |
||||
たばこ※ | アオムシ | 1000~2000 | 25~180L/10a | 発生初期 但し 収穫3日前まで |
4回以内 | ||
ヨウトムシ | 500~1000 | ||||||
樹木類 (つばき類を除く) |
アメリカシロヒトリ | 1000~2000 | 200~700L/10a | 発生初期 | – | ||
イラガ類 | 1000 | ||||||
つばき類 | アメリカシロヒトリ | 1000~2000 | |||||
チャドクガ イラガ類 |
1000 | ||||||
ストック | コナガ | 100~300L/10a |
※「たばこ農薬使用基準」掲載
使用上の注意
- 使用量に合わせて薬液を調製し、使いきってください。
- 所定量を少量の水でとき、のち所要量の水を加えて十分かきまぜて、散布液を調製してください。
- 散布液調製後はそのまま放置せずできるだけ速やかに散布してください。
- 使用に当たっては展着剤を加用してください。
- 石灰硫黄合剤、ボルドー液など、アルカリ性の強い薬剤や葉面施用の肥料などとの混用はさけてください。
- 若齢幼虫に有効なので若齢幼虫期に時期を失せず散布してください。
- 蚕に対する毒性があるので、養蚕地帯及び養蚕農家、共同飼育場などの周辺では施用しないでください。また、これら以外の場所でも付近に桑園がある場合は飛散してかからないように、風向等に十分注意して散布してください。なお、本剤の使用に当たっては散布地域の使用規則に従ってください。
特に初めて使用する場合は病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。 - 茶に使用する場合は、残臭のおそれがあるので、摘採前7日以内の使用はさけてください。
- 誤食などのないように注意してください。
- 散布の際はマスク、手袋などをして散布液を吸い込んだり、多量に浴びたりしないように注意し、作業後は顔、手足など皮膚の露出部を石けんでよく洗い、うがいをしてください。
- 吸湿すると固化したり、効果が低下したりすることがあるので、貯蔵に当たっては、湿気に注意し、特に使用残りの薬剤は直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管してください。
- 空中散布には使用しないでください。
- 空袋は圃場などに放置せず、環境に影響のないよう適切に処理してください。
- 適用作物群に属する作物又はその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
- 街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
※ たばこに使用する場合は、日本たばこ産業株式会社の指導を受けてください。
貯蔵上の注意
直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥し子供の手の届かない場所に密封して保管してください。