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オンコル粒剤5

殺虫剤
登録番号 第 16575 号

オンコル粒剤5

(ベンフラカルブ粒剤)

有効成分 ベンフラカルブ 5.0%
性  状 青緑色細粒
毒  性 普通物
有効年限 4 年
包  装
(1ケース)
500g×40袋
3kg×8袋
化管法 ベンフラカルブ(1種) 5.0%

特長

  • 植物全体に速やかに浸透移行するので、生長の盛んな部分を含め植物全体を害虫から守ります。
  • 残効が長く、水稲の育苗箱散布でイネミズゾウムシに対する効果は40~50日間期待できます。
    またとうがらし類のミナミキイロアザミウマ、きくのミカンキイロアザミウマに対しても高い効果が期待できます。
  • 広い殺虫スペクトルをもち、広範囲の害虫に有効です。
  • 安定した殺虫力をもち、抵抗性害虫に対しても有効です。

作物名 適用害虫名 使用量
(10a当り)
使用時期 本剤の使用回数 使用方法 ベンフラカルブを含む
農薬の総使用回数

(箱育苗)
イネミズゾウムシ
イネドロオイムシ
イネヒメハモグリバエ
イネハモグリバエ
育苗箱
(30×60×3cm
使用土壌約5L)
1箱当り30〜60g
移植前3日~移植当日 1回 育苗箱の上から均一に散布する。 1回
高密度には種する場合は
0.6〜1.2kg/10a
(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り30〜120g)
移植当日
ツマグロヨコバイ
ヒメトビウンカ
セジロウンカ
育苗箱
(30×60×3cm
使用土壌約5L)
1箱当り50〜80g
移植前3日
〜移植当日
高密度には種する場合は1〜1.6kg/10a
(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り50〜160g)
移植当日
イネシンガレセンチュウ 育苗箱
(30×60×3cm
使用土壌約5L)
1箱当り60g
移植前3日
〜移植当日
高密度には種する場合は1.2kg/10a
(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り60〜120g)
移植当日
とうがらし類 ミナミキイロアザミウマ 0.5g/株 育苗期後半
又は定植時
株元散布
ひろしまな アオムシ
モモアカアブラムシ
1g/株 育苗期後半
メキャベツ
非結球メキャベツ
アブラムシ類 定植時
らっかせい コガネムシ類幼虫 9kg/10a は種時 全面土壌混和
さといも 6〜9kg/10a 生育期
(但し、収穫60日前まで)
株元土壌混和
アブラムシ類 植付時 植溝土壌混和
さとうきび

コガネムシ類幼虫
ハリガネムシ類
メイチュウ類

3回以内
(植付時の土壌混和は1回以内、培土時の土壌混和及び株元散布は合計1回以内、散布は1回以内)
コガネムシ類幼虫 9kg/10a 培土時 株元散布
又は株元土壌混和
メイチュウ類 4〜6kg/10a
カンシャコバネナガカメムシ 6kg/10a 収穫100日前まで 散布
飼料用さとうきび コガネムシ類幼虫
ハリガネムシ類
メイチュウ類
6~9㎏/10a 植付時 植溝土壌混和 1回
コガネムシ類幼虫 9kg/10a 培土時 株元散布
又は株元土壌混和
メイチュウ類 4〜6kg/10a
花き類・観葉植物
(きく、ストックを除く)
アザミウマ類 6kg/10a 生育期 3回以内 株元散布 4回以内
きく
ミナミキイロアザミウマ 6〜9kg/10a 定植時 1回 植溝土壌混和
又は株元散布
9kg/10a 生育期 3回以内
ミカンキイロアザミウマ 株元散布
ストック コナガ 定植時 1回 全面土壌混和
0.5g/株 株元散布
アザミウマ類 6kg/10a 生育期 3回以内
樹木類
(つつじ類を除く)
アブラムシ類
つつじ類
コガネムシ類幼虫 9kg/10a 全面土壌混和
又は株元土壌混和
定植時 1回
たばこ アブラムシ類 6kg/10a 作条土壌混和 1回
アザミウマ類 3〜6kg/10a

使用上の注意

  • 本剤を使用した場合には、カルボスルファンを含む剤は使用しないでください。
  • 使用量に合わせ秤量し、使いきってください
  • 水稲の育苗箱に使用する場合
    ①育苗箱の上から均一に散布し、葉に付着した薬剤を払い落とし、軽く散水して田植機にかけて移植してください。
    ②育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当りに乾籾として200から300g程度を高密度には種する場合は、10a当りの育苗箱数に応じて、本剤の使用量が0.6から1.6kg/10aまでとなるよう、育苗箱1箱当りの薬量を30から160gまでの範囲で調整してください。
    ③軟弱徒長苗、ムレ苗、移植適期を過ぎた苗などには薬害を生じるおそれがあるので注意してください。
    ④稲苗の葉が濡れている場合は薬害が生じやすいので、葉に付着している露を払い落としてから薬剤を散布し、軽く散水してください。
    ⑤誤って過剰に使用すると葉先枯れ等の薬害を生じることもあるので、所定の使用量、使用方法を厳守してください。
    ⑥本田が砂質土壌の水田や漏水田、未熟堆肥多用田の場合は使用をさけてください。
    ⑦本田の整地が不均整な場合は薬害を生じやすいので、代かきはていねいに行い、移植後田面が露出したりしないように注意してください。移植後は直ちに湛水し、極端な浅水、深水はさけてください。また、深植にならないように注意してください。
    ⑧本田への移植後低温が続き、苗の活着遅延が予測される場合は使用をさけてください。また、移植後極端な高温が続くと予測される場合も使用をさけてください。
  • カラー及び花はすに使用する場合は、湛水状態で使用しないでください。また、使用後14日間は入水しないでください。
  • たばこに使用する場合
    1 )過剰に使用すると葉縁が黄化するなど薬害を生じるおそれがあるので、使用量および使用回数を厳守してください。
    2 )育苗期に使用する場合には、育苗期後半(定植7日前から定植時)に使用し、前半の使用はさけてください。
    3 )軟弱徒長苗では薬害を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
    4 )高温乾燥期は薬害を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
  • ミツバチに対して影響があるので、ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにしてください。
  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
  • 使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
  • 誤食などのないよう注意してください。
    誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。
    使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
  • 本剤による中毒に対しては、動物実験で硫酸アトロピン製剤の投与が有効であると報告されています。
  • 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し眼科医の手当を受けてください。
  • 使用の際は防護マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣を着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
  • 街路、公園等で使用する場合は、使用中及び使用後(少なくとも使用当日)に小児や使用に関係のないものが使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
  • 水稲(箱育苗)に使用する場合は、次の事項に注意してください。
    ①水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、本剤を使用した苗は養魚田に移植しないでください。
    ②水産動植物(魚類、甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意してください。
  • 畑地に使用する場合は、次の事項に注意してください。
    水産動植物(魚類、甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
  • 散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

※ たばこに使用する場合は、日本たばこ産業株式会社の指導を受けてください。

貯蔵上の注意

直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥し子供の手の届かない場所に密封して保管してください。