製品案内

OK-Fシリーズ

包装

OK-F-1 SDSPDF 各10kgポリ袋入り OK-F-17 SDSPDF 各10kgポリ袋入り
OK-F-3 SDSPDF OKエース SDSPDF
OK-F-9 SDSPDF OKスペシャル SDSPDF
OK-F-12 SDSPDF    
近年施設栽培農家の技術向上および肥培管理技術の多様化などにより、必要な時期に適切な成分バランスの肥料を必要量施肥するというニーズが高まっています。
OATアグリオは、長年にわたる養液栽培での肥培管理技術をもとに、施設栽培の追肥専用肥料「OK-Fシリーズ」を開発しました。「OK-Fシリーズ」はタイプの異なる商品群の中から、作物、使用時期、使用方法などに適した成分バランスのものを選んでいただける水溶性園芸肥料です。

OK-Fシリーズ一覧

OK-Fシリーズの特長

  • 3要素の成分を作物、栽培型、生育ステージに合わせて選択できます。
  • 苦土、石灰、各種微量要素も配合された総合要素入り肥料なので、育苗期から収穫期まで安心して使用できます。微量要素欠乏対策にも有効です。
  • 硝酸性窒素を多く含んでいるので、低温期にも優れた肥効が現れます。
  • 土をいためることが少ないので連用できます。
  • 土壌条件により発生しやすい要素欠乏症の予防と早期回復に有効です。
  • 作物によって施肥体系を元肥中心から追肥中心に転換できます。

OK-Fシリーズの成分組成

製品名 保証成分(%) 配合成分(%)
窒素全量
(TN)
アンモニア性窒素
(AN)
硝酸性窒素
(NN)
水溶性りん酸
(WP)
水溶性加里
(WK)
く溶性苦土
(CMg)
カルシウム
(Ca) (CaO)
OK-F-1 15 (-) (8.5) 8 17 1 4.55 6.0
OK-F-3 14 (-) (8.6) 8 25 1 2.93 4.0
OK-F-9 15 (1.0) (6.5) 15 15 1 3.64 5.0
OK-F-12 15 (1.6) (5.4) 20 15 1 2.27 3.1
OK-F-17 12 (1.0) (6.2) 20 20 1 2.25 3.1
OKエース 14 (8.5) (5.5) 8 8 2
OKスペシャル 15 (-) (7.5) 8 12 1 5.46 7.6
OK-Fシリーズには、水溶性ほう素(WB)0.1% 、水溶性マンガン(WMn)0.1%、鉄(Fe)0.2%(OKエースのみ0.05%)が配合されています。

OK-FシリーズのEC値

EC(ds/m)
製品名 100倍 200倍 500倍 750倍 1000倍 2000倍 4000倍
OK-F-1 9.21 4.75 1.99 1.50 1.02 0.60 0.34
OK-F-3 9.21 4.75 1.99 1.50 1.02 0.60 0.34
OK-F-9 10.50 5.41 2.27 1.71 1.16 0.68 0.39
OK-F-12 13.08 6.74 2.82 2.13 1.44 0.96 0.48
OK-F-17 12.16 6.27 2.63 1.98 1.35 0.79 0.44
OKエース 8.01 3.96 1.68 1.28 0.90 0.48 0.29
O K スペシャル 8.76 4.52 1.89 1.42 0.97 0.57 0.32
※水道水(EC=0.10ds/m、pH=7.01)で希釈
※pHは原水水質によって異なるため、参考値です

OK-Fシリーズ

OK-F-1

・作物の養分吸収バランスに近い組成を持つ肥料です。
・生育に必要な成分を過不足なく与えることができます。
・果菜、花卉、果樹などの品質向上に役立ちます。
OK-F-3

・ナス科の養分吸収バランスに近く、加里が多い肥料です。
・なす、トマト、ピーマンなどの品質向上や増収がはかれます。
・きく、カーネーションの生育期の追肥にも適します。
OK-F-9

・三要素を均一に含んだ汎用性の肥料です。
・各種園芸作物の育苗期から収穫期まで幅広く使えます。
OK-F-12

・窒素、加里に対して、りん酸を多く含んだ肥料です。
・野菜、花卉、果樹などの品質向上に役立ちます。
・各種園芸作物の育苗用肥料に適します。
OK-F-17

・りん酸、加里を多くし、窒素を少なくした肥料です。
・果菜、果樹などの、果実肥大や品質向上に役立ちます。
・花卉の花芽分化用の追肥として適します。
・各種園芸作物の育苗用肥料として適します。
OKエース

・窒素に対してりん酸、加里を少なくした肥料です。
・加里過剰対策用の肥料として適します。
・果菜、葉菜などの葉色向上に役立ちます。
OKスペシャル

・石灰の強化で、尻腐れ等の生理障害に効果が期待できます。
・果菜、葉菜類等の初期育成促進対策の肥料として使用できます。

OK-Fシリーズの使用適期表

◯適 ◎最適
製品名 育苗期 果菜類
前期後期
葉菜類 花卉
前期後期
果樹
前期後期
備考
OK-F-1 ○○  
OK-F-3         加里強化対策
OK-F-9  
OK-F-12            
OK-F-17            
OKエース   ○○ ○○     加里過剰対策
OKスペシャル         初期生育促進対策

作物別の標準施肥量

作物 10アール1回当り施肥量 施肥方法
きゅうり 5~10kg 果実収穫期 5~7日ごと
トマト 5~10kg 着果後に重点施肥
なす 5~10kg 果実収穫期 7~10日ごと
ピーマン 5~10kg 果実収穫期 7~10日ごと
すいか (露地) 10~20kg 2番着果後施肥
メロン (露地) 10~20kg 2~3回に分施
いちご 4~8kg 開花結実期に重点施肥
葉菜類 5~10kg 生育期に1~2回
きく 4~8kg 生育期 7~10日ごと
ばら 4~8kg
カーネーション 4~8kg
果樹類 10~20kg 果実肥大期に重点施用

OK-Fシリーズ使用方法

  • ①土耕育苗
    OK-Fシリーズの500~1000倍液(水100ℓに100~200gを溶かす)を調製し、5~7日間隔で潅水施肥してください。
    ②養液育苗
    ヤシガラ、砂、モミガラくん炭、パーライト、ウレタン、ロックウール育苗にはOK-Fシリーズの500~1000倍液を湛液し、はじめは水位を1~2cmに保持し、育苗中期以降は根の伸長を良くするため乾湿をくりかえし生育調整してください。
  • 追 肥
    ①原液をうすめて施肥する場合(果菜・花き)
    10a当り4~10kgを5~10倍に溶かして原液とし、これを100倍以上に希釈して潅水施肥してください。(肥料が完全に溶けるまでに約15~20分かかります)
    ②粉末施肥する場合
    希釈装置のない場合には、株間又は畦間へ置肥もしくは穴肥として施肥し、あとで潅水してください。(この場合、粉末が直接、根部や茎葉にかからないよう注意してください)
    ③潅注施用
    300倍液をタンクで調製し、500mℓ/株を株元に動噴で打込み施用してください。
    ④標準濃度液を施肥する場合(カーネーション等)
    500~1000倍液をタンクで調製し、ベンチ栽培床へ潅水施肥してください。
    ⑤葉面散布する場合
    1000~1500倍にうすめて散布してください。

使用上・保管上の注意

  • アルカリ資材とは混用しないでください。
  • 肥料以外の用途には使用しないでください。
  • 幼児等の手の届かない場所に保管してください。
  • 開封したまま放置すると吸湿しますので、袋の口を密封してください。
  • 直射日光をさけ、冷暗所で荷崩れが起こらないように保管してください。
  • 使用後は洗眼やうがいをし、皮ふに付着した場合は洗い流してください。
  • 眼に入った場合は、直ちに多量の水で洗い、できるだけ早く医師の診断を受けてください。
  • 誤って飲み込んだ場合は、できるだけ早く医師の診断を受けてください。
  • 石灰硫黄合剤と混合すると、有毒ガスが発生するおそれがあり、危険ですから混用しないでください。
  • この肥料は保管条件・期間により変色することがあります。変色があっても肥料効果、成分、溶状、pH等には問題ありませんので、通常どおりご使用ください。
  • 薬害発生のおそれがあるので、りんごには葉面散布での使用はしないでください。
  • 粉じんを吸引しないように作業時はマスクを着用してください。
  • 空袋は圃場などに放置せず、適切に処理してください。