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トモノール

殺虫剤
登録番号 第 19158 号

トモノール

(マシン油乳剤)

有効成分 マシン油 95.0%
性  状 淡黄色澄明可乳化油状液体
毒  性 普通物
有効年限 5 年
危険物表示 第4類第四石油類
包  装
(1ケース)
18ℓスチール缶×1
化管法 ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(1種)1.6%

特長

  • 冬期散布により果樹のカイガラムシ類などの越冬害虫に優れた効果を示します。
  • 各種薬剤に抵抗性をもつハダニ類にも有効で、越冬後密度の低下に効果があります。
  • 付着性、拡展性が良く、的確な効果が得られます。
  • 有機農産物の日本農林規格(有機JAS)に適合する農薬です。

適用害虫と使用方法

作物名 適用害虫名 希釈倍数
(倍)
使用時期 本剤の
使用回数
使用方法 マシン油を
含む農薬の
総使用回数
かんきつ ヤノネカイガラムシ
その他のカイガラムシ
サビダニ
ハダニ類の越冬卵
30~45 冬期 散布
ヤノネカイガラムシ
その他のカイガラムシ
サビダニ
ハダニ類
100~200 夏期
落葉果樹
(なし、りんご、かき、もも)
カイガラムシ
サビダニ
ハダニ類及びその越冬卵
16~24
落葉果樹(ぶどうを除く)
カイガラムシ類 12~14
りんご
(北部日本
芽出前に
散布の場合)
30~45
もも アブラムシ類 25 発芽前

使用上の注意

  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
  • 調製した薬液は速やかに散布してください。
  • 石灰硫黄合剤、ボルドー液などのアルカリ性薬剤やジチアノン剤、TPN剤などの水和剤及び銅剤との混用はさけてください。
  • 高温時の散布では薬害を生じやすいので、散布は日中をさけ朝夕の涼しい時に所定濃度範囲の低濃度で行ってください。
  • 散布直後の降雨は、効果が低下するので、特に冬期散布においては、好天の続く時に使用してください。
  • かんきつに使用する場合は下記の事項に注意してください。
    ① 散布後、葉(特に旧葉)に油浸斑を生じることがありますが日数の経過に従って消失し、落葉を助長することはありません。但し、樹勢が弱っている場合には散布しないでください。
    ② ジチアノン剤との近接散布は果実に薬害を生じる危険があるのでさけてください。
    ③ 3月に本剤を使用する時は、なるべく早めに散布してください。この場合石灰硫黄合剤の散布はさけてください。
    ④ ジメトエート剤との混用はヤノネカイガラムシ第1世代防除時期には、樹勢により落葉を助長することがあるのでさけてください。
  • うめに使用する場合には落葉期での散布はさけてください。
  • もものアブラムシ類を対象に散布する場合、モモアカアブラムシなどの休眠卵で樹上越冬するアブラムシ類を対象に発芽前に使用してください。
  • 桑に使用する場合には、発芽後に散布すると薬害を生じるので、冬期又は夏切直後に使用してください。
  • 落葉果樹に使用する場合は下記の事項に注意してください。
    ① 芽が動き出してから散布すると薬害を生じるおそれがあるので、発芽前に散布してください。
    ② 樹勢が弱っている場合は薬害を生じるおそれがあるので散布しないでください。
  • 使用に当たっては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意してください。特に適用作物群に属する作物又はその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
  • 自動車などの塗装面に散布液がかかると変色するおそれがあるので、散布液がかからないよう注意してください。
  • 水産動植物(魚類、甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
  • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきってください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

貯蔵上の注意

火気をさけ、食品と区別して、直射日光が当らない低温で子供の手の届かない場所に密栓して保管してください。